次世代理系人材育成プログラムで「ロボット制御の第一歩」を開講
2024年9月14日(土)、岡山大学が主催する次世代理系人材育成プログラムで授業を実施しました。
6月に引き続き、「ロボット制御の第一歩」の2回目の開催となります。
今回は、前回作成したロボットをスマートフォンや家庭にあるリモコンで操作したり、
センサについて学習しました。
授業の様子


授業の内容
1. 宿題の確認
ロボットを八の字に動かすフローチャートの作成が宿題でした。
グループごとに互いのフローチャートを見せ合い、「このフローチャートだと実際はどのように動くかな?」と話し合いました。
図に起こしてみると、八の字に動かないことに気づき、少し苦戦している様子も見られました。

2. ロボットを制御する仕組みを学ぶ
講義では「フィールドバック制御」について学習しました。
画像は実際に使用した授業スライドの一部です。
数値を調節してロボットを思い通りに動かすことの難しさを実感した後だったこともあり、皆さん熱心に授業を聞いてくれていました。

3. コースを作成する
段ボールでコースを作りました。
単に段ボールを並べるだけではなく、トンネルや坂を作って複雑なコースを考案していました。
トンネルや坂を作ることはMOSAとしては想定外で、中学生の柔軟さに刺激をもらいました。
どのグループも面白そうなコースを作っていました!

4. スマートフォンでコースを走らせる
いよいよロボットを走らせていきます。
今回は、Dabbleというアプリを使ってスマートフォンで操作しました。
自分で作ったロボットを、自分たちで作成したコースを走らせるということで、どの子どもたちも達成感を味わいながら楽しんでいる様子が見られました☻

5. 赤外線受信センサを学ぶ
次は、家庭にあるリモコンと赤外線受信センサで、ロボットを動かすことにも挑戦します!
その前に簡単に赤外線受信センサについて簡単に学習しました。
家庭にあるテレビのリモコンなどにも赤外線受信センサが使用されていますね。
授業の後は自分のロボットに赤外線受信センサを取り付けました。配線が少し難しかったようです。

6. リモコンでロボットを動かす
赤外線受信センサを取り付けた後はプログラムを書き換え、リモコンでロボットを操作しました。
電池のパワーが足りなかったり、うまく赤外線を受信できなかったりでロボットを思うように動かすできない場面もありました。
しかし、「ロボットがうまく動かない」という状態には沢山の要因があることに気が付き、思わぬ学びを得るきっかけにもなりました。

感想
参加した生徒の感想

宿題が難しかった!フローチャートを書いてロボットの動きを考えるのはあんなに大変だったのに、スマホのアプリで思い通りに動かせることに驚いた。

自分のロボットがコースを走った時が面白かった!
家でもロボットを動かして楽しみたい。
参加した先生の感想

「ロボットが動かない」という場面がまさに中学生の学びになっていたと感じます。
ロボット作りを楽しむことを通して、問題解決能力を養う機会にもなっていました。
MOSAメンバーの感想

複雑なロボットのコースを作る中学生の柔軟さや、ロボットを動かそうと熱心に配線に取り組む姿には私たちも学ぶことがたくさんありました。
ロボットが動いたときの皆さんの嬉しそうな様子を見て、私たちも嬉しい気持ちを味わうことができました。
参加していただいた皆様、ありがとうございました!